うつ病を発症したら、すぐに治療を受けて辛い症状から開放されよう。

食事療法

従来の治療法以外にもやり方はある

うつ病を治療する方法として真っ先にあげられるのは、“休息をとること”と“抗うつ薬を飲むこと”の2つです。まず“休息を取ること”に関しては、うつ病を患う方は責任感の強い傾向にありますので、例えうつ病の治療に必要なことであったとしてもなかなか仕事を休みたがりません。つぎに“抗うつ薬を飲むこと”については、抗うつ薬の効かない患者の方が3割もいるというデータがありまして、薬に頼っているばかりでは治療しきれないケースも少なくないということになります。このように、代表的な2つの治療方法にも弱点があります。もちろんそれはどんな方法を用いたとしても同じことです。ですから2つの方法ばかりに寄りすがるのではなくて、3つ目の方法も用意しておいたほうが効果的であるという考えが生まれました。

食事指導療法を合わせて使ってみる

その3つ目の方法というのが、食事指導療法です。食事習慣を変えることは休養を取ることよりも容易ですし、また薬を飲むよりは穏やかですが万人に効果が現れます。うつになると不足してしまうとされている栄養素としては“葉酸”があげられます。“葉酸”は葉物野菜やレバーに多く含まれますが、現代人は野菜をあまり食べない方が多いですし、レバーを日常的に食する方もそれほどいませんから、なかなか自然にとることが難しい栄養素なのです。そこで食事指導を病院でしてもらって、うつに深く関わりのあるビタミン・アミノ酸・脂肪酸といった栄養素のバランスを整えようというのが、この治療法になるわけです。約100人のうつ病患者の方が食事指導を受けて、ほぼ全員になにかしらの効果が現れたとの結果もあるそうです。これまでのように薬を飲んだり適度に休息したりしながら、3つ目の手段として食事指導療法を取りいれてみる。これこそがうつ病回復への近道なのかもしれません。